齋藤一徳の学習理論

勉強の効率を上げるためには、ただ暗記をするだけではなく、しっかりと「なぜそうなるのか?」を考えることである。
例えば歴史の問題で、織田信長が明智光秀に討たれた場所とは?という問題があったとする。
この問題の答えは「本能寺」だが、本能寺だけを丸暗記するだけではダメなのだ。
「天下統一目前の織田信長が家臣である明智光秀に裏切られ本能寺で討たれた。同じく家臣である秀吉は留守で、のちに秀吉は明智を討った」と、ここまで覚えなければいけないのだ。
一見すると効率が悪くなっているように感じるかもしれないが、このように暗記することによって、織田信長と明智光秀と秀吉の問題に対応しやすくなるのだ。
勉強は丸暗記ではその場しのぎのものになってしまうということだ。